カフェ・コルベイユの恋

両親と一緒に旅した都
そこで会ったの 運命と
優しく微笑むお姉さん
ピアノが語る 大好きな歌

あれから一歩は 近づいたのかしら?
子供の頃に 描いた世界
譜面と音を友達にして
明日を夢見た

夢の階段 のぼったら
天の星に また近づくの
残す足跡 振り返らずに
いまは 歩くの

知らない曲に出会ったら
きっと それはチャンスよ

いつか大人に なったなら
都のカフェで ピアノを弾くの
こんどはこの手で 届けたいのよ
音の贈り物

都に暮らして 一年過ぎた
幼い頃に 旅した地
思い出の導きに誘われて
今日も鍵盤 軽やかに叩く

カフェ並ぶ街の 憧れのお店で
宙でピアノを弾きながら
本物の舞台 立つ日信じて
明日を夢見る

夢の階段 描くのは
5本の線と 無数の音符
星を集めて そうまた一歩
いまは 歩くの

音の引き出し またひとつ
増やしていくのよ

舞台のピアノで カフェが踊る
一夜ひととき 音は夢見る
そんな時間を生み出すために
いまは歩くの

古い書店にいたあの人は
夕暮れのカフェで 会った人
目指す舞台のある場所で
テーブルの間 歩いているの

最初の一歩に 勇気をこめて
あなたの世界に 近づいてゆく
子供の頃に夢見た場所を
脳裏に描いて

舞台に降りた 夜の翼
世界を闇に 包むのならば
音で光を呼びこみましょう
耳をすませて

おぼえたての音楽が
月灯りに変わるの

音の世界で あなたとダンス
歌の星を ちりばめながら
見えない糸でつながるように
あなたを感じた