神の名を借りた君は 誰の手も触れさせず
誰も知らない まことの思いは
どこに…

生まれる前から 繰り返していた
君と僕の国の戦
だから君は 月光の刃をたてて
見えない国の境を さし示したのだろう

名誉と誇りと 誓いの国
緑の大地と 風の国
違う国から 運命に導かれて
誰も知らない歴史を 作りに来た

ひとつの屋根のもとで いくつかの夜
ふたり 過ごせたら
君が描いた 国の境も
いつか 消えるのだろうか?


神の名を借りた君の 胸にひとひらの葉
一途なまでに澄んだ 君の心
知っていたのは人馬の精霊 君によく似ていた
誰にも言えない 深い秘密を
君に 見せたんだ

秘密を知ったのは いつだったのか
この身を流れる 血筋の謎
だから君は そんなにも距離を置くのか?
君も心の夜を 抱えたまま

旅する馬上の昼 星灯りの夜
幾度 過ごしたら
心と心 絆の糸が
結ばれるのだろうか?

神の名を借りた君の 胸に刻まれた印
君の生きる未来も 運命も変えた
故郷の一族の人たちにも 語れないままに
誰も知らない 秘密の印に
君は翻弄 されている…

神の名を借りた君が 異国で会った人は
赤い薔薇咲く夜の庭で わかりあえたのに
夜明けが来れば剣を合わせる 運命のままに
ふたりだけが知る まことの心は
どこに 行くのだろうか…

神の名を借りた君が その名を捨てるときは
異国で知り合えた友と 袂分かつ日
僕は旅に 君は故郷に 未来を探す
だけど心は もう離れない
きっと ずっと ずっと…