歌羅頻伽−天上のことば−

眠るあなたの 夢の中
どんな世界を見ているの?
幻の星の宇宙(うみ)を
翔(か)けているのかしら

本当はあなたを 追いかけて
一緒に旅したいの
だけど それは無理と知っているから

せめて眠りを守らせてね
夜明けが来るまで

大好きよ あなただけ
この想いを歌にして
ふたりだけの楽園に
新しい光を呼ぶの

天のことば うたう歌羅頻伽(からびんか)
どうぞ どうぞ 勇気をください

真実(まこと)の恋心(こころ) 飾らないままで
いつの日か いつの日か
きっと うちあけるの

自由な大空(そら)が 似合うあなた
その背に翼があるように
それなのに 望めばいつも
そばにいてくれるのね

いつかはあなたを 解き放つわ
果てのない世界に
風と戯れる あなたが好きよ

だから待てるの いつだって
あなたの帰りを

あなたが好き 聖なる告白(ことば)
届けたいの この心を
ふたりだけの楽園
穏やかな陽だまりの部屋(なか)で

天のことば うたう歌羅頻伽(からびんか)
どうぞ どうぞ 勇気をください

育てつづけた 燃ゆる想い
いつの日か いつの日か
きっと うちあけるの