滄の宝石 碧の故郷

おぼえているかしら?
初めて会ったあの日
あなたは微笑んで
新しい名前をくれたの

あなたの喜びは
この心の輝き
だから 何でもできるの
あなたのために

気づいたのはいつ?
あなたがどれほど愛しくて
あなたがどれほど大切なのか…

雨あがりの空 七色の虹
風は若葉色
大地の愛と 陽光(ひかり)のなかで
輝く生命(いのち)たち

愛する故郷
愛する人に
もういちど逢いたい…

気づいたのはいつ?
それがどれほど愛しくて
それがどれほど大切なのか…

滄いあおい宝石の惑星(ほし)
緑なす地球(ふるさと)

人間(ひと)は夢見ているの
果てしない星の宇宙(うみ)を
空よりもはるかに高い
そこはきっと 神々の領域(くに)

あなたが望むなら
使者になりましょう
お土産に持って帰るわ
星のかけらを

気づいたのはいつ?
あなたがどれほど愛しくて
あなたがどれほど大切なのか…

森の赤い実 紫の実
金色の風
恵みの季節は 足早に
世界を翔けぬける

愛する故郷
愛する人に
もういちど逢いたい…

気づいたのはいつ?
それがどれほど愛しくて
それがどれほど大切なのか…

滄いあおい宝石の惑星(ほし)
忘れ得ぬ地球(ふるさと)

音も 夢も 光も
すべてが夜に漂う
自分がどこにいるかも
見失いそうになるの…

いくつ 星を数えれば
あなたに会えますか?
帰れると信じているわ
碧(あお)い地球(こきょう)に

気づいたのはいつ?
あなたがどれほど愛しくて
あなたがどれほど大切なのか…

彼方へとひろがる平原
渡る蒼い風
銀色の流星(ほし) 銀色の虹は
静かに世界を包む

愛する故郷
愛する人に
もういちど逢いたい…

気づいたのはいつ?
それがどれほど愛しくて
それがどれほど大切なのか…

滄いあおい宝石の惑星(ほし)
戻れない地球(ふるさと)

おぼえているかしら?
一緒に過ごした日々
あなたは愛しげに
名を呼び 抱きしめてくれたの

せめて 忘れないでね
わたしがいたことを
…帰れると信じていたの
あなたのもとに

気づいたのはいつ?
あなたがどれほど愛しくて
あなたがどれほど大切なのか…

樹の花のうた 蝶の舞
風は花の香
澄んだ泉は 覚醒(めざめ)の鈴
新しい季節(とき)を喚ぶ…

愛する故郷
愛する人に
もういちど逢いたい…

気づいたのはいつ?
それがどれほど愛しくて
それがどれほど大切なのか…

滄いあおい宝石の惑星(ほし)
夢より遠い地球(ふるさと)