水の神の花嫁 |
何気ない毎日が 続くと思った 神の宮の使いの人が来るまでは 選ばれるのは栄誉なことと みんな言うけれど なぜそれが栄誉なのか わからない 何気ない毎日を 思い出してるの 月灯りの届く部屋 神の宮で 恋も未来も捨てることが 栄誉なことなの? なぜ選ばれたのか それも わからない この月が満ちる夜に 神の花嫁になる 望んだのは神? この世界の人々? 波立つ心 知らないように 静かに夜は更けて いまは上弦 満ちゆく月 窓辺から届く 銀の光 水底から見上げる空と どこか似てる 世界を守る 泉の神は 迎え入れてくれるでしょうか? この世界に残す心を 持ち続けていても 何気ない毎日が 大切と気づいた |